後述しますが、ME-Qのアクリルスタンドは10㎝×10㎝で1450円(税込み)と、pixiv FACTORY(2350円)と比べてずっと安かったです。
BASEと連携すれば、pixiv BOOTHでグッズショップを開くよりずっと安く種類も豊富な商品展開ができるとワクワクしました。
ME-Qにアデリアのグラスを発注する以外にも、アクリルスタンドもついでに発注しました。
アクリルグッズは創作界隈でも人気ですが、作ったこともなかったため、どんな仕上がりになるか興味があったのです。
アクリルグッズ制作の注意点
アクリル系のグッズは平面なので原稿作成はそれほど難しくはありません。
しかし「アクリルスタンド」の場合、台座に差し込むツメが必要になるためイラストとの兼ね合いに要注意です。
とにかくこちらも、印刷会社が用意した原稿作成の注意事項をよくご確認ください。
お気に入りの写真をポラロイド風にしてみた
私の場合、平面フィギュアにしたいような自作のキャラクターもいないので(笑)お気に入りの写真をポラロイド風にしてみました。
ちょっとした部屋の小物類と馴染ませて置けるようになればいいな、と。
アクリルフィギュアは「フリーカット」といい、イラストの輪郭に合わせて曲線カットしてくれる加工付きなので、それを利用しないほぼ真四角なデザインにするのはちょっともったいない気もしますが…。(別のアイディアが浮かんだときにまた発注しましょう)
入稿の手順は前回の記事とほぼ同じです。こちらを参考にしてください。
到着!できたできた♪
できたできた♪
濃くはっきり出てほしかった青の色の発色がよくて満足です。
ただ、色が薄い部分は飛んでいました。ヴィンテージのポラロイド写真風になるように、白い枠に汚れを入れていたのですが、その部分は飛んでほぼ真っ白に…。
薄くて曖昧な色を避けるべしと学習しました。
他社よりかなり安いME-Q
ME-Qに発注しようと思ったのは、他のオンデマンドグッズ印刷サービスを比較してかなり安い価格設定だったためです。
創作界隈でよく見かけるグッズをピックアップして、SUZURIとpixiv FACTORYと比較してみました。
アクリルスタンド比較
比較仕様:100mm×100mm
ME-Q | SUZURI | pixiv FACTORY |
1,450円(税込み) | なし | 2,350 円(税込み) |
アクリルキーホルダー比較
比較仕様:70mm×70mm(suzuriのみ最大高さ: 50mm / 最大幅: 46mm)
ME-Q | SUZURI | pixiv FACTORY |
560円(税込み) | 999円(税込み)~ | 1,070円(税込み) |
トートバッグ比較
比較仕様
本 体:W360×H370×D110mm
持 手:25×470mm
ME-Q | SUZURI | pixiv FACTORY |
1,280円(税込み) | 2,068円(税込み) | 1,530円(税込み) |
すべてがまったく同じ条件というわけではないのですが、かなりの価格差があるのがお分かりいただけると思います。
これはもちろん、SUZURIやpixiv FACTORYが価格差の利潤をそのまま儲けているというわけではありません。
SUZURIやpixiv FACTORYは販売プラットフォームであって、下請けの印刷会社がほかにあるためどうしても価格が上がってしまうのです。
ME-Qは印刷会社なので、販売プラットフォームに上乗せされるマージンがないだけ価格を抑えられているというわけです。
オンデマンドグッズ印刷のショップを開設で有利なのは?
オンデマンドグッズ印刷サービスを利用して作家がオリジナルグッズを販売するとなると、
印刷会社 → 販売プラットフォーム → 作家 とそれぞれの段階でマージンが上乗せされます。
上乗せされるマージンを減らすことができれば、品質はそのままにユーザーにできるだけ安くグッズを提供できる。
SUZURIやpixiv FACTORYと違って、グッズ印刷の原価(作家が支払う料金)に下請けの印刷会社のマージンが上乗せさせていないだけME-Qは有利です。
ME-Q+BASE が一番安く、種類も豊富にグッズを提供できるかも!?
オリジナルグッズの販売にME-Qが有利なのは、ネットショップ作成サービスの大手「BASE」と提携しているためです。
「BASE」は
- 出店費用ゼロ(無料プランの場合)
- マージンが発生するのは売り上げが出たときのみ
- 受注生産販売可能
と、Pixivが提供する「BOOTH」とほぼ同じサービス内容になっています。
こちらのブログにとても詳しい比較・解説がありますので是非ご覧ください。
BASEも作家の個人情報を開示しなくても良いようになりました!
「BASE」はかつて、特定商取引法に基づいて出店者(作家)の個人情報を提示しなければなりませんでしたが、2022年1月より事業者の所在地、連絡先を非公開にすることが可能になりました。
更に2022年7月より、ヤマト運輸の匿名配送での発送も可能になり、個人情報を開示したくない作家にとってネックになっていたものがなくなりました。
(逆に言うと、作家の匿名性保持を売りにしていたBOOTHの優位性がなくなってBOOTHがピンチなわけですが…)
pixiv FACTORY+BOOTHで私がグッズ販売を躊躇していたのは、「高い上に作りたいものがない」が最大の理由だったわけですが、
ME-Q+BASEでその懸念が大幅に改善されそうです。
何せME-Qで作成できるグッズ数は1万点以上。スマホカバーでもiPhoneだけでなくAndroidにも相当数対応していてかゆいところに手が届きます。
受注生産型のグッズ販売では、在庫ゼロで出品できるため、需要が薄い商品にも対応できるのが魅力です。
「この機種のスマホカバーを作ったところで需要がないかも…」「私はこのグッズが欲しいけど、他の人も欲しいと思うか分からないから在庫が持てない」という在庫を抱えるリスクに悩まなくても良いのが何より大きい。
サンプルを作っておいて、注文があればその数だけME-Qに発注すればいいので作家側の金銭的な負担がないのが嬉しいですね。(グッズの在庫を抱えるのはとても辛いものです…)
グッズ販売を行うにしても、ユーザーさんにはできるだけ安く提供したいので、ME-Q+BASEでいつかショップ開設ができたらいいなという夢ができました。